消えてしまいたいと思う君へ

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(公認会計士試験合格者であり公認会計士有資格者である著者が解説)

なぜ人は
死んでしまいたいと思うのだろう。

日々流れてくる自殺のニュース。

死にたいと思う人がいる。

実行に移す人がいる。

こんな悲しいことはない。

祝福されずに

生まれてきた命などない。

君は

人として生きていくために

生まれてきたはずだ。

人間の生活をするために

生まれてきたはずだ。

尊い命を自ら失うことほど

やりきれないことはない。

死んでしまいたいと思う理由は

人それぞれだろう。

でも

話はそこでは終わらない。

終わるわけにはいかない。

「みんな人それぞれ事情があって死ぬのだ」

それで納得できるのであれば

脳みそは不要物だ。

死にたいと願うことには

きっと共通点があるはずだ。

考えついた結論は一つ。

それは「この先が長いから」である。

「この先に苦しみがずっと続くこと」

に耐えられないからだ。

いじめで自殺する子供は、

いじめられている今の状況が

ずっと続くのが嫌で逃げたいのだ。

卒業したら良くなるだろうなど

楽観的に考えることなんてできない。

楽観的にも客観的にも

考えることができないほど

心は追い詰められているのだ。

そして死を決断してしまう。

仕事が辛くて自殺する社会人は、

この先もずっと働き続けないと

生きていけないことを案じて

逃げたくなるのだ。

転職などもはや思いつかないまま

死を決断するのだ。

自分の現在が辛くないのに

自殺する人はいない。

自分の将来が大丈夫だと確信して

自殺する人もいない。

この先もきっと変わらないのだろう、

この先ずっと辛いのだろうと思うから

自ら死の選択をするのであろう。

そうなると、

自殺の原因が

明らかになってこないだろうか。

将来が今と変わらないだろうと

予測するから死を決断する。

これは、

将来を予測するから

自殺することと同義だ。

将来を予測できない動物は

現に自殺していないではないか。

ではなぜ将来を予測するのか。

それは将来や未来なんてものは

端から無いということに

気づいていないからだ。

今、ここ、自分しかないことに

気づかないからだ。

そのことに気がつけば

自分の現状を解決する

最善の方法を模索できるはずだ。

残念なことに

今、ここ、自分しかないことに

気づいている人間は少ない。

だからこそ、忙しく

だからこそ、せわしなく、

だからこそ、心に余裕がない。

もし辛くて仕方なくなったら

近くの理解者に助けを求めるべきだ。

もし近くの理解者が見当たらなければ

SNSで探して理解者･共感者を見つけるべきだ。

君は独りではない。

世界中の賢い人間が君を助けてくれる。

心の内を聞かせて欲しい。

解決策を伝えることはできないかもしれないが

一緒に考えることはできる。

言葉一つで命が救えるのであれば

そんなに善きことはないだろう。

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