ストア派アナン・アムラの考察

「何になりたいか」よりも「どうありたいか」

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近年の我々の目指すべき生き方の定義は

 

これまでの「何になりたいか」から

 

「どうありたいか(在り方)」に変化しつつある。

 

君がもし変化しつつしていないのであれば、この機会に

 

変化していただきたい。

 

 

例えば、先生という職業に就きたいという目標から、

 

人に教えることを仕事としたいという定義づけへ変わってきている。

 

さらには、人に教えること自体が好きなのか、

 

もしくは、何か特定の学問について人に教えることが好きなのか、

 

もしくは先生と呼ばれる職業に憧れを持っているだけなのかによって、

 

その人の進むべき道は変わってくる。

 

また、それを人生の柱にする必要性はもはや失われつつある。

 

最低限の収入を確保できるだけ働けばいいのか、

 

もしくは多くの収入を得て贅沢をして生活をしたいのか。

 

これも選べるように変化してきている。

 

実際、UberEatsのみで生計を立てている人だっているし、

 

YOUTUBERなんて一昔前にはなかった働き方だった。

 

今はオンラインサロンもどんどん一般的に普及しつつある。

 

そのくらい、世の中は大きく変化している。

 

これはこれまでの「満たされていなかった社会」が

 

「満たされた社会」になったからであろう。

 

あらゆる物が容易に手に入るようになり、

 

あらゆる商品がコモディティ化した。

 

消費者が商品を選ぶ基準も、

 

機能や価格だけでなく、ブランドの信頼性にも左右されるようになった。

 

何を売るかよりも、誰が売るかにシフトしている。

 

 

満たされなかった社会においては、何を作るかが重要であったし、

 

皆がそれを信じていた。

 

しかし、満たされた今、何を作るかは重要ではない。

 

パン屋になれば、皆同じパンを作る。

 

美味しい、美味しくないはあるだろう。

 

素材も米粉を使って工夫しているところもあるが、それくらいである。

 

(昔小さい頃に自分で作ったクルミパンが人生で一番美味しかった。ちなみに私の幼少期の夢はパン屋さんになることだった。人は変わってしまうのだ)

 

塾についても同じである。

 

どこに行っても同じ内容を伝えているし、

 

どこで習っても同じ知識を得ることが出来る。

 

そんな世の中の中で

 

君が「何になりたいか」を目指してしまうとどうだろうか。

 

君が努力して「なった」その職業は、

 

君だけが作れる物やサービスだろうか。

 

君にしか作れない物やサービスだろうか。

 

「何になりたいか」を考え続ける限りは、

 

いずれそこで迷うことになる。

 

「私はこの夢を、この職業を選んだけど、ほんとによかったのかな?」

 

そんな考えが頭を支配することになるだろう。

 

それが数年後、十数年後、数十年後かはわからない。

 

でも必ず、その時が来るであろう。

 

その時に考え始めても遅くはないだろうか。

 

その時に初めて「どうなりたいか」を考えるべきだったと思っても

 

そこからの軌道修正はなかなかに困難であると考えられる。

 

君はたまたまこの記事を読んでいる。

 

では、君は今、この、読んでいる今、この瞬間から

 

「どうありたいか」を考えてみるべきではないだろうか。

 

「どうありたいか」を考えるに当たっては

 

やりたくないことリストを作るのが最もわかりやすい。

 

とにかくやりたくないことを書き出すのだ。

 

一見、ネガティブに思えるかもしれないが、

 

やりたいことリストを考えるよりも断然楽であるし、

 

何より、苦手なことについては君の心は嘘をつかない。

 

やりたいことについては君の心は

 

たまに嘘をつくし、環境によって左右されることもあるが、

 

やりたくないことについてはそれらの影響を受けない。

 

そしてなにより、

 

君の「どうありたいか」は、

 

今から実践することが出来る。

 

「何になりたいか」は将来の夢として語られるし、

 

今のことは置き去りにしているが、

 

「どうありたいか」は明確に今とつながっている。

 

即今、当処、自己。

 

今、ここ、自分。

 

君は今からでも君がありたい姿に向かって努力・勉強し続けることが出来る。

 

もし君が最低限の収入だけを得て、好きな趣味をして過ごしたいのであれば

 

それをイメージするところから始めて、

 

必要なものを揃えるべきである。

 

もし働きたくないのであれば、

 

あらゆる働かない方法を模索するのだ。

 

情報は至る所にある。

 

株式投資もあるし、自給自足もあるし、FIRE(早期退職)もある。

 

株式投資とはいっても

 

国内株式もあるし米国株投資もあるしFXもあるし投資信託もある。

 

(ただ、マルチ商法(MLM)については注意すべきだ。あれはなにより「自分自身が楽したい」という自己愛しかないビジネスであるから、私は明確に否定させていただく。そのマルチの商品をほんとに心から売りたいのであれば良いが、そんな偶然は起きない。)

 

何はともあれ、

 

どうありたいかを考えていくには

 

日々の積み重ねが必要である。

 

君は決して怠惰であってはならない。

 

君が怠惰ではなく、

 

日々自分の理想に向かって歩んで行けば、

 

そこに君に物語が作られる。

 

この君の物語はコモディティ化しない、

 

君だけの財産になるだろう。

 

 

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