ストア派アナン・アムラの考察

賢い人間が生き残る世界

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君は、賢いだろうか?

 

 

 

資本主義社会では賢い人間が生き残り、

 

それ以外の人間は淘汰されていく。

 

淘汰されたとしても、すぐに亡くなるわけではないから

 

動物界よりは平和である。

 

賢い人間とは、どんな人間だろうか。

 

学歴が優れている人間であろうか。

 

IQが高い人間であろうか。

 

コミュニケーション能力が高い人間であろうか。

 

どれも違う。

 

賢い人間とは環境に適用できる人間だ。

 

 

では君は賢い人間だろうか。

 

環境に適用している人間であろうか。

 

もしくは、環境に適用しているようでしていない人間であろうか。

 

環境に臨機応変に対応して適用できる人間はいるだろうか。

 

人にはその人に適した環境というものがある。

 

どんな環境にも適用できている人間は、

 

実はどんな環境にも適用できていない可能性が高い。

 

臨機応変に対応できます」という発言は

 

人を笑わせようとしているのだろうか、と疑ってしまうのだが

 

これは私だけだろうか。

 

 

 

もし君が、君の得意な環境にいたり、

 

君が好きなことを出来ている環境にいるのであれば、

 

君は環境に適用できているだろう。

 

では、もしその環境が一変に変わってしまったらどうだろうか。

 

君は適用できるだろうか。

 

 

もし君が講演が得意で細かい作業は苦手な人間だったとする。

 

そこで、会社の規定で「ウイルス蔓延防止」のため

 

講演は禁止し、その代わりにすべてを書類で作成して配布することになったら

 

君はどうするだろうか。

 

 

逆に、君が書類作成は得意であるが、講演は苦手な人間だったとする。

 

書類は紙のお金がかかるからパワーポイントで見せながら

 

口頭で説明してくれと言われたらどうだろうか。

 

 

これらは環境に適用できない例である。

 

 

君は得意な状況においては賢い人間であるが、

 

そうでない環境においてはそうではない。

 

賢くないにも関わらず、賢さを演じなければならない。

 

そういうことも多いだろう。

 

 

君が幸せに生きるためには、

 

できるだけ賢い人間として、

 

得意な環境で生きていくことが大切である。

 

想像せずとも分かるかもしれないが、

 

君の苦手な環境でいくら努力したところで

 

君は幸せにはならない。

 

ちなみに

 

哲学者のショーペンハウアー

 

幸福論の結論として、

 

幸せな人生とは、苦しみが少ない人生を送ることであると書いてある。

 

つまり、好きや得意な環境で生きていくということである。

 

 

ショーペンハウアーストア派の哲学者ではないが、

 

この結論については半分同意できる。

 

本当の生きる目的・生きる意味の観点から見れば

 

まだまだ道半ばであるし、考えることを放棄したのではないかと思ってしまうが、

 

どう生きていくかという観点においては、この結論は正しいと思う。

 

 

もちろん、注意して頂きたいのは

 

得意なことは増えるということだ。

 

好きは増えないが、得意は増やせるというのが私の意見だ。

 

君はどう思うだろうか。

 

これまでやったことなかったものが得意に変わることはあるが、

 

これまでやったことなかったことが好きに変わることはないと考えている。

 

これは、好きであることに気がついただけであり、好きになったわけではないと考えている。

 

 

 

さて、君はこれから先も、様々な環境で生きていくわけであるが、

 

君は今、好きや得意に囲まれているだろうか。

 

もし「囲まれていない」と思うのであれば、

 

何が嫌いで何が苦手かを明らかにしてみることだ。

 

 

そうすれば、君は幸せな人生に一歩だけ近づくことが出来る。

 

 

 

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(公認会計士試験合格者であり公認会計士有資格者である著者が解説)

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